勇壮豪快!岸和田だんじり祭

 勇壮豪快な祭として全国に知られる大阪・岸和田のだんじり祭が、今年(2005年)も9月14・15の両日、数十万の観客を集めて賑やかに行われた。この祭を見るのは2回目だが、撮影目的は今回が初めて…。訪れた14日は真夏を思わせる猛暑、炎天下、大観衆をかき分けての、汗だくの取材だった。(2005年9月14日撮影)
 この祭りは、その名も“地車”(だんじり)と呼ばれる重さ4トンの山車を猛烈な勢いで引き回すもの。地車を引く若者が血気にまかせてもみあうこともあり、けんか祭りの異名もある。また街角を勢いよく方向転換する「やりまわし」はこの祭り最大の見どころであるが、勢い余って転倒することもある。現在地車は岸和田に21台、隣接の春木町に14台ある。
 約300年の歴史と伝統を誇る地車祭は、元禄16年(1703年)、時の岸和田藩主岡部長泰(おかべながやす)公が、京都伏見稲荷を城内三の丸に勧請し、米や麦、豆、あわやひえなどの5つの穀物がたくさん取れるように、五穀豊穣を祈願して行った稲荷祭がその始まりと伝えられている。 
 

鐘・太鼓の音と「そーりゃ そーりゃ」の掛け声で勢いよく引き回される地車の屋根の上で踊る若者は「大工方」と呼ばれ、飛行気乗り、二変飛びなど派手な踊りは祭の華である。

観覧席が設けられた中心部を「かんかん場」といい、ここでの「やりまわし」が一番の見どころである。

かんかん場での「やりまわし」を終えた地車は、狭い本町通の商店街を駆け抜けていく。

曳き手の表情からも熱気が伝わってくる。