勇壮!! 猪名部神社の上げ馬神事

「やった!! 」見事駆け上がった若者はガッツポーズ、観客から祝福を受ける。

両脇の若い衆らが必至に加勢するが、転倒する馬、落馬する騎手、成功する人馬に大きなどよめきが起こる。

いざ、スタート… 上り坂の助走から一気に土壁に挑むが…

上げ馬に先立ち、馬に乗った武者姿の若者が神社に参拝、成功を祈っていた。

猪名部神社に立つ等身大の馬のブロンズ像

観客の声援を受け、助走する上げ馬

 桜満開の4月5日、四日市市に隣接する員弁郡東員町の猪名部神社で勇壮な「上げ馬神事」が行われた。
 上げ馬神事と言えば、5月の端午の節句に行われる桑名市・多度神社が有名だが、猪名部神社の上げ馬神事は日本最古の伝統行事で、この日も大勢の観客の声援を受け、賑やかに行われた。
 若者の英気を養うため約800年前、鎌倉時代にやぶさめの神事とともに始められたといわれ、高さ約2.5メートルの垂直の壁を人馬一体となってかけ上がる。助走距離は約50メートル、壁の手前約20メートルは30度の急坂になる馬場で、何頭が坂を上ったかで、その年の農業の豊凶を占う。
 今年は地元4地区から選ばれた高校生6人が、武者姿で12頭の馬で挑み、5頭が成功、豊作間違いなしとの結果になった。